30坪というコンパクトな敷地。北側道路で開口が広く奥行きが短い。道路斜線制限などを考えると、プランニングがとても難しい土地。平均的な「1階LDKの3～4LDKの家」を計画するとなると魅力の少ない土地ですが、「2階LDKの1～2LDK」を基本とすると一転して輝く「住まい手を選ぶ土地」でした。
2階をLDKにすることで住宅地ながら光が遮断されることのない明るいリビングを実現。キッチン対面の壁上部に設けた窓からは、隣家の屋根の上から光が取り込めるように設計しました。
また、ライフステージに合わせて間取りを変えられるよう、LDK横に引き戸付きのキッズスペースを配置。現在は開放して1LDKとして使い、今後個室が必要となった場合は、扉を閉めて2LDKとして使えるようにプランニングしました。さらに、万一の時は3LDKにまでリフォームできるように配慮。コンパクトながらフレキシブルな住まい方ができるプランニングとしました。